「三匹のおっさん」(有川 浩)
Category : 本と雑誌
久々に読書。このごろ、ネット上のニュースやブログしか読まなくなってしまっていたが、さすがのプロの物書きの文章だった。「有川 浩」さんはてっきり男性だと思っていた。書店でよく見かけた名前だが今ひとつ触手が動かず、妹が貸してくれなければ、きっと読むことはなかっただろう。
「おじさん図鑑」と言い、現在のトレンディは中年もしくは熟年男性なのか。一筋に何かの仕事をしてきた人間は、たとえ華かな脚光を浴びることがなかったとしても、どこか魅力的な何かを蓄積してきたということなのだろう。
この書に出てくるおっさんたちは、昔のテレビドラマの「三匹の侍」みたいなかっこよさがある。自分たちの住む地域限定自警団というのも華々しいヒーローにならずすてきだ。こうした物語に出てくる中・高生ぐらいの少年のキャラクター設定は結構好きだ。いまどきの若者のようで、少し斜めに構えておっさんたちを見ていても、基本素直で年配者の経験や判断を学ぼうとする姿勢が清々しい。
地域のガードマンを自負しているわけだが、勧善懲悪と言う姿勢ではなく清濁併せ呑み、問題を起こす人物たちも地域の住人であるとする気持ちが根底にあるのが心地よい。譲れない部分をしっかり持ちつつも、何でも黒白をはっきりさせようとする頑強さがない。社会の中で生きるための年配者の持つ知恵と、なし崩しにあいまいになってしまっている倫理観を、絶妙に組み合わせて問題の解決を図っている。
軽く読めて爽快な作品。普通なのだけれど、それが妙にかっこいいおじさんたちの物語。
還暦の赤いちゃんちゃんこ。セットで売っているらしい。そんなもの着せるなんて思いもしなかった。でも、夫の友達の中にはそれにあこがれていた人もいた(その人の奥さん談)。冗談か本気かわからないけれど。
「おじさん図鑑」と言い、現在のトレンディは中年もしくは熟年男性なのか。一筋に何かの仕事をしてきた人間は、たとえ華かな脚光を浴びることがなかったとしても、どこか魅力的な何かを蓄積してきたということなのだろう。
この書に出てくるおっさんたちは、昔のテレビドラマの「三匹の侍」みたいなかっこよさがある。自分たちの住む地域限定自警団というのも華々しいヒーローにならずすてきだ。こうした物語に出てくる中・高生ぐらいの少年のキャラクター設定は結構好きだ。いまどきの若者のようで、少し斜めに構えておっさんたちを見ていても、基本素直で年配者の経験や判断を学ぼうとする姿勢が清々しい。
地域のガードマンを自負しているわけだが、勧善懲悪と言う姿勢ではなく清濁併せ呑み、問題を起こす人物たちも地域の住人であるとする気持ちが根底にあるのが心地よい。譲れない部分をしっかり持ちつつも、何でも黒白をはっきりさせようとする頑強さがない。社会の中で生きるための年配者の持つ知恵と、なし崩しにあいまいになってしまっている倫理観を、絶妙に組み合わせて問題の解決を図っている。
軽く読めて爽快な作品。普通なのだけれど、それが妙にかっこいいおじさんたちの物語。
還暦の赤いちゃんちゃんこ。セットで売っているらしい。そんなもの着せるなんて思いもしなかった。でも、夫の友達の中にはそれにあこがれていた人もいた(その人の奥さん談)。冗談か本気かわからないけれど。


